ahamo契約のスマホの機種変更(F-04K→SO-51A)
いろいろと考える事が多かったので、今後の参考としてメモ。
機種変更しようと思ったきっかけ
- OSバージョンが古くてアップデートがもう無いので、セキュリティや使い勝手の観点で。
- スマホのCPUやメモリのスペックが低い為か、デザリングで通信がよく切れるし、操作してもレスポンスがもたつくのを改善したい。
前提
今回の移行対象スマホの想定する用途
- 自身のメインの電話番号を適用する。
- 役所とか公的なサービスの利用(例:接種証明書、マイナポータル、賃貸の契約管理)。
- その他金銭が絡むもの、契約の管理(例:賃貸の契約、ネットバンキング、PayPayとかの電子決済・ポイント周り)
- SNSでのコミュニケーション、漫画や動画などエンターテイメント系での利用。
移行元のスマホ(F-04K)
- 契約:docomo(購入時)→ahamoに変更。
- SIM:nanoSIM
- CPU:Snapdragon 450
- 内蔵RAM:3GB
- OS:Android 10
- 対応するモバイルデータ通信:4GLTE
移行先に選んだスマホ(SO-51A)
- 契約:移行元から引継
- SIM:nanoSIM
- CPU:Snapdragon 865
- 内蔵RAM:8GB
- OS:Android 12
- 対応するモバイルデータ通信:5G,4G LTE
新しいスマホの選定
どの端末にする?
個人的にはiPhoneにしたい。
しかし、今回の移行元スマホは、メインの電話番号を割り当てており、且つ古い型のAndroidスマホ。
しかも契約はahamoなので、機種変更でリアルのショップに行ってサポートを受けるのは難しい。
キャリアを変えるのも面倒があるので、出来れば避けたい。
よって、基本自身で調べて対応する方向になる。
そうなると、高い買い物をして仕様の違いで使えない、という事は避けたかったので、移行先は互換性の高そうなものを選びたい。
調べてみると、キャリア、契約、機種、SIMの違いで移行のやり方がいちいち変わってくる模様で、調べたらキリがない('Δ`)
安直に考えて、やはり似通ったキャリア、似通った機種を選ぶのが妥当と考えた。
という事で、docomoのオンラインショップでahamo対応の端末を買う事に。
参考:
対応端末一覧 | ahamo
SIMの互換性
今回は4G契約のSIMを5G対応スマホで使う想定だ。
docomoのサイトでは、4G契約のSIMを5Gスマホで使うと動作保証対象外、としている。
5Gのご契約とご利用機種に関するご注意事項 | 通信・エリア | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
一方で今回の移行先のSO-51Aのスペックを見ると、4GLTEには対応しており、4G契約のSIMが使えるように見える。
スペックとサービス・機能 | Xperia 1 II SO-51A | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
SO-51Aが最新機種じゃないから対応してるのかな、と思い、執筆時点で最新機種のSO-54Cを見ると、これもまた4GLTEに対応してる。
スペックとサービス・機能 | Xperia 5 IV SO-54C | スマートフォン(5G) | 製品 | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
ただ、上記スペックの説明は「4GLTEで使える」とは言ってるが、「4G契約のSIMが使える」とは明言してない。
他方では、先達による次の記事を見ると、一部設定やアップデートが必要なものの、特に問題は無い、という話だった。
【Xperia 1 II SO-51A】Xi契約で5G端末を1ヶ月使って分かったこと。|携帯はやっぱりdocomo! (docosma.com)
以上踏まえて、4G契約のSIMを5G対応スマホで使う場合、「使える事もあるけど動作対象外」、という事か。
ちなみに、執筆時点で4G契約のSIMをSO-51Aに挿して使ってるが、通話もネットもデザリングも問題無く使えている。
参考:
5Gスマホで4G契約プランはそのまま使える? - 価格.com (kakaku.com)
対応するAndorid OSのバージョンとサポート期間
OSのアップデートは対象スマホのメーカーからリリースされ、それが適用される。
なので、機種毎にサポート期間が異なる。
メーカーがOSのアップデートを提供してくれる期間は、機種のリリースから2年間を目安と見るのが妥当な模様。
但し、Google Pixelの場合はOSの提供元のGoogleが作っている事もあり、サポート期間がもう少し長い模様。
参考:
Androidスマートフォンの“寿命”がiPhoneよりも短い理由(1/3 ページ) - ITmedia Mobile
CPUとRAMの性能
移行元のF-04Kは別に持ってるSOV36と比べて、操作のレスポンスがとってももったりしてるしデザリングもよくブチブチ切れる事があり、ノート型PCでも以前似たような経験があったので、やはり性能が低すぎるとレスポンスも通信の安定性も落ちるのでは、と考えていた。
CPU
CPU性能については、後述参考を踏まえると、今回本記事で取り扱っているものについては次の通りだった。
※表記の見方:「[機種名]([CPU名]):[CPUマルチコア性能]」
- F-04K(Snapdragon 450):893
- SOV36(Snapdragon 835):1669
- SO-51A(Snapdragon 865):3318
参考:
スマートフォン(スマホ)のCPU性能比較表【2023年最新版】 | PC自由帳 (pcfreebook.com)
F-04Kはダントツで性能が低いことが分かる('Δ`)
RAM容量
執筆時点でdocomoのオンラインショップの端末を見てみると、最近のスマホのRAMは4-12GBまでのものを積んでいる模様。
踏まえて移行元のF-04Kを見ると3G。。。スクネェ。
値段との兼ね合い
値段はリリース時期と性能によって決まるように見える。
高性能な機種でもリリースしてから期間の経つものはOSのサポート期間が短くなる為、値段が下がるようだ。
自身が欲しいと思ってるハイエンドの新しい機種は、大体値段が10万を軽く超える。
他に買うものが無ければ必要だから買い替えるのだけど、この時は他にも数万-十数万の出費をいくつか控えているのを考えると、手がなかなか出せない。。
かといってローエンドの機種買うと性能が低いのであまり買い替える意味が。。
結論
悩んだ結果、次の理由でdocomoのオンラインショップにあったSO-51Aを選んだ。
- ahamo対応
- 移行作業が難しくない。
- 国内メーカーの端末にしたかった。
- CPUとRAMの性能がそこそこ良い。
- 5万弱で買える。
移行作業
SIMの移行
移行先の端末で少々設定が必要だが、基本差し替えるだけだった。
注意点としては、機種が5G通信対応エリアで5G通信を試みて、ネットが切れる、という事がよくあったので、設定で5G通信を無効にした。
具体的には、「設定」から「ネットワークとインターネット>モバイルネットワーク>優先ネットワークの種類」で「4G/3G/GSM」を選択。
モバイルPASMOの移行
詳しくは公式にあるので割愛。
機種変更|モバイルPASMO
おサイフケータイと結びついたアプリなのでそこを気にせねばならないが、SIMと結びついてるわけでもないので、そこまでややこしくない。
LINEの移行
詳細は公式にあるので割愛。
LINEあんぜん引き継ぎガイド|LINE
今回はAndroid端末間での移行なので、そこまで苦労は無い。
ただ、移行前の端末で事前にトーク履歴のバックアップ取得など準備作業が必要、という点には注意する。
接種証明書
次のアプリの事。
新型コロナワクチン接種証明書アプリ|デジタル庁 (digital.go.jp)
そもそも移行という概念が無く、移行先の端末に新規インストールして設定すると考えてよい。
なお、移行先の端末で使えるようにしても、移行元の証明書アプリは使える。つまり異なる端末に同一の接種証明書を持てる。
電話帳
そんなに難しくない。詳細はググったら出てくるので割愛するが、多くは次が使われてる模様。
- メーカー製の移行ツール
- Googleの移行ツール
- アドレス帳のアプリの電話帳インポート・エクスポート機能
その他(ファイルやアプリなど)
Android端末間の移行で、OSのバージョンが古くなければ(10以上)であれば、Androidの移行機能が使える。
詳細は次に有るので割愛。
スムーズな機種変更のために覚えておきたい Android のデータ移行
移行した結果
ざっくり言ってヨカッタ( ・∀・)
レスポンスは劇的に改善したし、デザリングも通信切れなくなった。
ネットで「デザリングの通信周りの性能は、スマホのCPU・RAMなどの性能とあまり関連しない」様に聞くが、自分の場合は明らかによくなった(移行前の端末の性能が低すぎるからかもしれんが)!
その他気になったこと
対応バンド(=対応する周波数帯)
今回は同キャリア系列で機種変更なのであまり気にしなくてよかったが、
キャリアによって使えるバンドが異なるし、機種によっても違う事がある。
参考:
- [日本で携帯電話に使われる4G/5G周波数まとめ] NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの周波数一覧 - ケータイ Watch (impress.co.jp)
- au携帯電話などの対応周波数帯一覧 | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
- 携帯電話の周波数帯 - Wikipedia(最終更新 2023年1月29日 (日) 23:05 )
SIMの名称の揺らぎ
SIMの互換性を調べてた時に、今回はdocomo契約で入手したnanoSIMでの移行なので、「ドコモUIMカード」という単語がしばしば出てきた。この単語、SIMカードに相当するものだが、呼び方が違うので少々混乱した。
参考:
ドコモUIMカード/ドコモeSIMカード/eSIMについて | お客様サポート | NTTドコモ (docomo.ne.jp)
また、「nanoUIM」という呼び方がされるのも見かけた。
参考:
arrows Be F-04K サポート情報 : サービス・機能とスペック | お客様サポート | NTTドコモ (docomo.ne.jp)